ずんずん森を進んでいく
ずんずん森を進んでいきます!
進んでいく、というより、登っていく、という感じです。
この森は『グヌンルセル国立公園』というエリアなのですが、
『グヌン』=『山』の意味なのだそうで、つまり
『ルーセル山国立公園』なのです。
ガチで山。
見上げるような巨木も時折あります。
このあたりでは、ボルネオのダナムバレイでよくみたような板根の超発達した木は、そんなに目につかなかったです。
(ありますが)
緩急ついた登山道をひたすら登り、急ながけをのぼり尾根にでると小休止、を繰り返します。
ガイドはほとんど汗をかきません。さすが慣れてる。
こちらは、急斜面を登ると汗でびったびたです。
森の中は日陰でそんなに高温で暑い!ということはありませんでした。
登ってて息が上がって暑いという記憶しかないです。
写真は小休止してるところ。
尾根付近で明るいです。
若い木が多く、細いです。
てか、森の写真はほぼほぼ休憩にとっているので、同じような明るめの写真が多いです。
カメラをさっと出せるようにはしていましたが、急斜面は登るのに必死なので、ほぼほぼ写真は撮れていません。
ガイドBABA氏はタバコ休憩中。
このあたりで森にはいってだいたい1時間が経過していました。
鳥の声や、(おそらく)トーマスリーフモンキーの小さな姿は見ましたが、
まだ、はっきりと動物には会えていません。
母子だぁぁぁ!
森をすすむこと1時間ちょっと。
なだらかな崖沿いの明るめの道をあるいている時でした。
「オランウータン」
BABAが、ぽつんと言いました。
はっと、BABAが見てる方をみました。
!!!!!!
いました!
オランウータン!
木の上にそっと自然に溶け込んでたたずんでいました。
ちらっとこちらを見ている。
木の又にじょーずに顔を置いています・笑
それまで、山登りにまだ慣れない体で、ちょっとぜーぜーしてて一日山登りだったら体力もつかしらとちょっと不安な気持ちもありましたが、
オランウータンに出会えて、一瞬でぜーぜーしてた気持ちがふっとびました。
お口の周りが白い。
おそらく、白い液のなにか(果実?)を食べたのだろうとのこと。
そして、親子でした!
小さな子供が一緒でした。
最初に出会えたスマトラオランウータンは、母子オランウータンでした!
子供もこちらをちらっとみます。
トレッキング客を見慣れているのでしょう、まったく怖がる様子も、逃げる様子もありません。
このあたりのオランウータンは、個体識別されている個体が多いそうですが、
この母子はNONAMEとのことでした。
なので、母子の年齢はわかりませんでした。
樹上にいる母子。
高い高い樹上です。
(かなり望遠で撮っています)
あ、またこちらを見てます。
ごしごし。
ばー!
なんだか、とても明るい毛色で、そしてちょっと濡れているのか縮れ毛ですね。
新種のタパヌリオランウータンかな?笑
ちがいまーす。
スマトラオランウータンですー。
タパヌリはもっと南の方だよー・笑
樹上を移動する親子
やがて、次の果実をもとめてか、樹上を移動していきます。
ひょいひょいひょいと、
子供も、木を伝って。
森を移動していきます。
新しい木に座ったお母さん。
木の又にうまーく座っています。
子供がやってきました。
お母さんをおいこして、
上のほうにつかまっている子供。
茶色い毛玉がころんと木にはりついている様子は、とてもやはりかわいいものでした。
何かたべてるかな?
口元がウェッティですね。
何をたべていたのかな?
もしゃもしゃの毛。
しばらくしてさらに奥へ移動していきます。
おしりアップ。
どんどん奥のほうへ。
山の斜面の森を移動してるので、
トレッキングロードから動けない(その後ほかの個体の観察時に、山に入って少し追跡しました)ので、
後姿を見送る。
移動する音が小さくなって、姿が見えなくなっていきます。
行ってしまった。
この間約20分くらい。
BABAには、最初ガイド契約する前に”とにかくオランウータンを見つけたらなるべく長く観察をしたい”と伝えていましたし、
そのためにプライベートガイドにしているので見えなくなるまで見続けられたでよかったなと思いました。
グループ行動の場合、写真を撮ったらあるていどしたらすぐ移動するということもあるようなので。
ですが、長くといってもこれくらいが限界なのかなーという気配も感じました。
地形的にも、追いかけるということはあまりできなさそうです。
ともあれ、最初に、母子に会えてとても感激しました!