1日目:いざ!スマトラ島へ

羽田空港にファーストクラス気分で前泊する

では、旅行記をなるべく時系列にそって書いていきます!

 

1日目といいながら、話はその前日から始めます。
2017年12月28日夜、前泊のため仕事を終えたその足で、名古屋→新横浜→羽田空港へと移動しました。

 

今日の宿泊先は、羽田空港ターミナル1(国内線)にある【羽田ファーストキャビン】にしました。
空港内にあって便利!というのと移動が寒くないからいいかなーと。
いわゆるカプセルホテルなのですが、その進化版で、二段ではなくそれぞれパーソナルスペースに区切られています。

 

 

10時半頃チェックイン。ほかに数組のチェックイン待ちがあり、さすが年末、にぎわっていました。
10分ほどまって、チェックイン。

 

 

男女別の客室で、廊下にそって、ズラーっとキャビンがならんでいます。

 

 

今回のお部屋。たび1泊目のお部屋はこちら。
ちょっとグレードのいいほうにしました。ベッドの横に荷物をおけるスペースがあるのでいいかなーと。

 

コンセプトは「飛行機のファーストクラス」なんだそう。
なるほど、なるほど。
ホテルと思えばせっま!となるけど、ファーストクラスと思えばちょっとブルジョワジーな気持になるではないですか。
なるほど、なるほど。

 

お値段は6300円でした。
それぞれのキャビンは、プラスチックの箱がつらなってるイメージで、なんというか音が響くかんじです。
あと廊下の明かりは24時間ついているので、カーテンをひいても完全には暗くなりません。
他からの話声などは今回はほぼなく、12時過ぎにはねむりました。

 

大浴場付で、寝る前や出発前に入れるのはいい点でした。

 

朝は5時半頃には起床。
伝えておけば、フロントの方が、各キャビンに声をかけて起こしてくれます。
(目覚まし時計は禁止)
声かけてもらうまえに、寒くて目が覚めました。

 

次回も使うかといえば、微妙。
空港内にあること、大浴場があることがメリットですが、
時間があれば蒲田あたりにあるビジネスホテルにプラス2000円ほどで泊る方がゆっくりはするかなーという印象。

 

 

どーん。朝ごはん。
今回、早朝便でもないのに空港内に泊った理由その2。

 

今回、ANAのプレミアムエコノミー(プレエコ)というクラスで席をとりました。
エコノミーよりちょっと座席が広くて、ちょいちょいサービスがついてるよーというクラス。
それほど差額もなく、飛行機で疲れて現地でぐったりは避けたかったので、ちょっと贅沢。

 

それに、なんと、ANAラウンジ利用がついているんですねー。
どうせなら、ラウンジでゆっくりしょっと☆と、7時半には、手荷物も預け(チェックインはwebで済)、イミグレーションも通り、ANAラウンジにいました。
2か所利用できましたが、今回は広そうな110ゲート付近というほうを利用しました。

 

ブッフェ&そば(山菜そば。その場で作ってくれる)を、飛行機が行き交うのを見ながらぼーっと食べていました。

 

 

ソファー席に移って、ラテとリンツのチョコ(このチョコは結局たべず、熱帯スマトラまでもっていき、鞄のポケットからぺろぺろに溶けているのを発見される)
とANAマーク付フィナンシェでお茶しながら、まったり。

 

いやー、楽しかったです、ラウンジ!

 

今回、スマトラについてからの詳しい情報がほぼない状態だったので、そこを詳しくプランできず、着いたらホテルにいってあとは成り行きで!みたいな
ざっくりでした。
その分、行き帰りの飛行機の情報ばかり集めてしまい、ついには、このフライトの機体(実際のったのはBOING社の788という機種)とこのフライトの機体は
製造年月が違うから、こっちがいい!機内湿度や音が違うらしいとか、エコノミーの座席幅と、プレエコの座席幅の違いとか飛行機マニアさんのような知識が。
そして、プレエコ特典についても、じっくり読んで、ラウンジメニューとかも精査して、でゆっくりごはんなんて素敵☆キャッキャッとなってしまい、
アンタ本来の目的忘れてない?という状況に。
仕方ないやん!
圧倒的に情報量が違うねんもん!どーしても具体的にイメージできるところでキャッキャしてしまいますて。
情報量が少ないところを、じっくり考えだすと不安が増すばかりなので、そこは着いたら考える!という状況でしたので。

 

ということで、がっつりラウンジを楽しみました☆

出発。羽田→ジャカルタへ

 

 

いよいよ、飛びまーす!
この地図の@の部分です。

 

羽田ージャカルタ
ANA NH855便 10時20分発

 

搭乗開始にあわせて、ゲートへ向かいます。
プレエコは特に優先搭乗はありません。残念!
さすが年末ラッシュ。長蛇の列です。おとなしく待って、搭乗券を最終確認してもらうと、

 

 

そこに待っていたのはバスでした・笑
飛行機と思ったら、バスだったー、という小さな肩透かし感。

 

空港もフル稼働の様子。
バスに乗って、飛行機まで運ばれました。

 

 

タラップを上がって機内へ。
今まで、もっと小さな飛行機をタラップで乗り降りしたことはありますが、
この大型機ははじめて。
大きなタラップに旅感を感じて、ひとりもりあがりました。

 

 

乗り込みまーす

 

 

 

今回プレエコ席の、最前列A列窓際です。
足元がひろーーいので、ここを選びました。
これだけスペースがあるので、通路側の人に干渉することなくおトイレに立てました。
またレッグレストがついていて、ふくらはぎまで支えてくれるのでとても快適でした。

 

ちなみに最前列はフットレスト(足置き)がついていません。
2列目以後はついているので、なやみましたが、なくても問題なかったので次回ももし機会があれば最前列を選びます。

 

こうして書いてると、この段階の前準備の綿密さがうかがいしれます。
スマトラついた以後の、ざっくりとの落差よ・笑

 

※プレエコ席情報
スリッパ、毛布、枕のほかに、アイマスク、マスク、ハブラシなどのグッズと、ノイズキャンセル付ヘッドフォン(簡易)などがついてきます。
このアイマスクがとってもよかった。帰りに役立ちました。

 

 

 

水平に入ってすぐ、機内食がでました。
普通においしかったです。
食事は普通のエコノミーと同じ。
ですが、プレエコ席は供給が早いのと、

 

 

こちら!
ビジネスクラスのデザートがついてきます。
下の層がゆず味のムースになっていて、ショコラと二層で、なにこれ、超うめぇ!ってなりました。

 

ビジネスクラス恐るべしやな〜〜。

 

 

ごはんも終わり、1本映画も見終わり(鳥人間の映画をみました)、空旅も半分もっとすぎて、
飛行機はボルネオ島の上空にきました!

 

窓から、うねった川が見えたので、必死でとってみました。
何川かな?
ボルネオ島北西部上空あたりでみかけました。

 

 

こんな航路をとっています。
南が上の地図です。

 

このとき、お知り合い方が、ボルネオ島におられたので、Oさーーんそちらはいかがですかーーと、上空から手を振りました。

 

 

 

7時間ちょっとのフライト(地上での時間も込み)もそろそろ終盤。
インドネシア・ジャワ島のジャカルタが目前です。
やることがなくなってきて、フライトの地図をぼーっと見ていました。

 

ちなみに隣は中国系の男の方だったのですが、フライト中ずーーーっと足がカタカタ(いわゆる貧乏ゆすり)してて、
7時間ずーーっとそうで、席が広いので気になることはなかったのですが、エネルギーもったいねぇ!とエコ的に心配しました(おおきなお世話・笑)

 

 

ランディーーング!
初インドネシアとうちゃーーく。

 

ついたのは、ジャカルタ、スカルノハッタ国際空港という超巨大空港です。

 

時差が2時間(日本のほうが2時間早い>インドネシア)なので、日本はすでに夕方6時頃ですが、
こちらはまだまだ昼!って感じでした。現地16時すぎ。

早くも、ものすごい不安に襲われる

 

 

入国をすませ、荷物をピックアップし、次の国内線搭乗にむけて、落ち着いたところで、到着後ぱちりと初写真。

 

こうして写真だけだと伝わりませんが、この時が、この旅で一番パニクッて&不安の中にいました。

 

ああ、思い出す。
というのは、スカルノハッタ国際空港は先ほども書きましたが超巨大で、ターミナルもガンガン増設してていま3まであるそうです。
それぞれのターミナルはけっこう離れていて、シャトルバスで15分とかかけて移動します。
そのへんの情報が、スッポリ抜けていて、到着したターミナル1→ガルーダインドネシア航空専用ターミナル3へ移動せねば
ならないことをわかっていませんでした。

 

入国審査後、荷物ピックアップ、乗り換えの英語ガイドボードに従って、ふんふふーん、ふんふふーんと進んでいったら…空港外に出ました。
ふぬっ?!
ジャカルター、熱帯ーな熱風を顔にうけ、冷房に冷やされていたまだ長そで着てる体中から汗がでました。
心理的、身体的両方から・笑

 

振り返って、搭乗案内電子板をみても、私の乗る飛行機はどこにもありません。
ぐるぐる見回しても、らしき案内はない。
結局、そのへんでお掃除してたおにいちゃんに、搭乗券をみせたら、バスを指さしてくれました。

 

英語は通じなかったので、事前にインドネシア語堪能なNさんからこれ絶対使うよと言われていた単語
『ディマナ』(どこ?)をさっそく使いました。
到着後30分たたずに使った…。

 

バスは満員。たっていて隣の方と密着。日本の満員電車ですか。
まだ長そでなので、あーーつーーいーー。
そして、状況がまだよくわかってないので、ひたすら不安。
これ無料シャトルだよね?よね?
現地通貨もまだもってません。
「てめコラ、タダ乗りか!」とかなったらどうしょう(ブルブルブル)とか。

 

無事ぴっかぴかのターミナル3に到着し、己の搭乗する飛行機の番号をみつけたときの脱力・笑
ガルーダインドネシア航空はターミナル3。
これテストにでます(泣)

 

これ日本の空港だったら、おそらくしつっこいほどの案内があるケースなんでしょうね。
その感覚との落差に慣れず、あわててしまいました。
いろいろな不安が急にきた感じでした。

 

はじめての国、見慣れぬ埃っぽい風景、誰も知る人のいない場所、聞き慣れぬ言葉、案外通じない英語、オーブンに放り込まれたごとき熱風。
そんな、誰にも頼れない状況で一人。
スマホもつながらない。
スマトラに着いてからの情報もほとんどない。
その中で目的地に着き、やりたいことをやり、ききたいことを聞くなんてできるのか?!
いや、無理無理無理。
なんかもう、無理無理無理。

 

急に生まれたての小鹿のような気持になりました。
正直、自信ない、もう帰りたいと思っていました(早いな!笑)

 

無事国内線にチェックインし、荷物を預け、トイレ半そでになり、通貨を両替しと順調に予定をこなしながらも、ドキドキおさまらず。
そんなか、国内線を待つゲートに向かいながら撮ったのがこの写真です。

 

その後、WIFIがつながり、インドネシアから初インスタグラムを投稿できました。
(今回家族への安否連絡もかねてインスタグラムを順次投稿していました)、
あの時の、つながったァァァな気持と言ったら・笑

 

『ジャカルタ着きました!スマトラに向けて国内線待ち。とりあえず、ルピアの量にどーすべ!ってなってます。』

 

(↑その時の、インスタグラム投稿文)

 

ははは(汗)、何気ない風を装っていますが

 

『もう帰りたい』

 

が本音(小鹿)。

そして、スマトラ島へ

 

いよいよ、念願も念願のスマトラ島へ飛び立ちます!
地図のAの部分です。
気持ちは不安でいっぱいのまま・汗。

 

ジャカルターメダン
ガルーダインドネシア航空 GA122便 
18:45発

 

 

飛び立ってすぐのフライトマップです。

 

搭乗口を離れて、飛び立つまで30分以上ありました。滑走路までの移動と待ち時間のため。
実際飛び立ったのは19時30分頃だったと思います。

 

メダンまで1400kmほど。
2時間ほどで到着(実際は1時間40分ほどでランディングしました)

 

機内は半分ほどの搭乗率。
インドネシアの方がほとんどで、欧米らしき女性を一人みかけました。
結局この時以後スマトラ島で、日本人には一人も会いませんでした。

 

年末で都会のジャカルタに働きにきている家族が、田舎に戻る帰省ラッシュのさなかだったようです。
そんな家族の手には”ビアードパパ”の土産袋(しかも3箱とか)が。スカルノハッタ国際空港には日系の店が多かったですが、
シュークリームのビアードパパの店は列ができていて人気のようでした。

 


↑人気のあったビアードパパ。(スカルノハッタ国際空港のショップ)

 

明らかに異国情緒な機内で、みるビアードパパのおじさんキャラの絵が、唯一であった日本人(日本人?)と言えるかもしれません。

 

 

 

そしてびっくりしたこと。
水平飛行にはいり、シートベルト着用サインが消えたその瞬間!シャッとギャレーのカーテンが開き、コンテナを手にアテンダント登場!

 

『チキンorミー?』
『ち、チキン!』
『プリーズ』

 

着用サイン消灯後30秒で、私の目の前に食事が置かれました。
まじで。
こんな早い食事提供初めてです・笑
フライト時間が短いならではのキビキビ感なのでしょうね。

 

 

パカ。
インドネシア初食事がこちら。
ごはんは、サラサラした長粒米。

 

不安感からか空腹を忘れていましたが、完食しました。
チキンうまー!

 

飲み物は、無糖ホットティー。
この後どこでも(森でも)ホットティーはでてきました。
さすがー。(インドネシアは紅茶の産地)
アジアの飲み物は甘くて冷たいイメージ(台湾とか香港とか)だったのですが、
無糖で温かい飲み物が普通にある!というのはほんとーに助かりました。

 

そして、ごはんたべてぼーっとしていたら、あっという間に着陸態勢に。
予定よりも15分ほど早く到着いたしますとのアナウンスが。

 

 

ランディングすぐの写真。
すっかり夜です。
21時10分くらい。

 

スマトラに着いたんだとじんわり喜びが。

 

 

そして、飛行機をでてブリッジを渡りながら撮りました。
クアラナム国際空港です。
きれいな空港ですよね。従来のボロニア国際空港に代わって、2013年に開港したばかりの新しい空港なのでどこもピカピカです。

 

来ましたーーー!
ようやく来ましたーーー!

 

はーるばる来たぜ、スマトラーー!!!!

 

この光景を見た時心の中では喜び爆発。
スマトラ島だ。
スマトラオランウータンがいる場所に私ようやくきたんだ。
ここなんだーー。

 

やったよお母さーーん!私ついにやったよーーー!!(注:着いただけです)

 

不思議です、ジャカルタであんなに不安だったのに、スマトラオランウータンがいる場所に来たんだと実感したとたん、
不安がほんとうにどこかに行ってしまいました。

 

スマトラオランウータンスイッチ、オン。
心の小鹿よさらばー!!

 

 

 

その後、空港からホテルまでピックアップしてもらい
(ホテルカーが来てなかったので近くの警備員さんが、電話して呼んでくれました。車でここ座っておいでと椅子もくれてすごい親切でした←小鹿が去ったので積極的である)

 

車中ドライバーさんと、
『どこからきたの?』
『日本ですー』
『どこに行くの?』
『オランウータンに会いにブキットラワンですー。私スマトラオランウータンが大好きで大好きなんですよ!』
と聞かれてもいないオランウータン愛をぶちまかしました。
スマトラオランウータンスイッチ、怖い。

 

空港から10分ほどのホテルに到着。

 

ブレブレですが写真は、レセプションから部屋まで(5分以上かかるんです)荷物を運んでくれるボーイさん。
荷物のゴロゴロをつかわず、かついで運んでくれていました。

 

 

 

お部屋の様子。
清潔で近代的なホテル。
シングルはないので、ダブルのお部屋でのびのび。
ホットシャワーもついていました。

 

日本円で4000円(朝食・空港送迎付)くらいで、三ツ星のホテルでした。
今回はホテルは安心グレードのいいホテルを選びました。
予約はブッキングドットコムから手配しました。

 

ホテル:Thongs Inn Kualanamu Transit Hotel

 

 

部屋からのながめ。

 

 

寝る前に、お金の整理。
これで日本円1万円を、1,140,000インドネシアルピー(空港で換金)に換金したすべてです。
百十四万…るぴあ。
わけわからない量ですよね。
財布にもとてもはいりません。

 

だいたいゼロを2つとって8かけすれば、日本円に近くなります。
例:コーヒー1杯 10、000ルピア(80円)

 

『コーヒ、1万ルピアいただいきます』
ヒーーエーーー!
結局このルピアわからないは、旅の終わりまで続きました。

 

友人Nさん(インドネシア歴あり)「お札いっぱいもらえて、なんかお金持ちになったような気持ちになるよーー!」(超ポジティブ)
私「コーヒー一杯にこんな大枚はたくなんてーーー!」(ネガティブ)

 

生まれ持った性根というのは様々な場面で、その人の足を引っ張るものです。ほほ。

 

整理して、お風呂入って、11時半頃就寝しました。
長い長い移動の一日がおわりました。

 

一気に書いたので、読むほうもぐったりするような、長い記事でしたね・笑

 

明日の記事も長いですよーー!
分けた方がいいのかもなー。

 

 

次の記事へ<2日目:ブキットラワンへ>


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